住宅展示場の仕事を頼まれたデザイナーのMさん、
ウェルカムボードの制作のために住宅の素材を集めているそうで、
ロシアの住宅などの写真を貸してほしいとメールが来ました。
自分の資料が作品になるなんて、
こんな嬉しいことはないので喜んでデータを持って行きましたよ。
お宅にお邪魔して、ついでにお手伝いもしたのですが、
かなり素敵な作品が出来上がりました。
会場での反応を楽しみに、成功をお祈りしています。

即漏水、雨漏り。

近年(といっても50年単位レベルですが)、
天辺がフラットで平面な建築物が多いですよね。
ビルはもとより、一般家庭の家屋も
四角形そのままのデザイナー建築が人気だったりします。
建築や建築に使われる素材の発展が要因ですが、それらの素材がない、
それ以前の家屋は、当然ながら雨などの害を回避するため三角屋根が多いです。
三角と平面では、水はけの良さは一目瞭然で、
雨期の多い日本で、昔に平面な屋根にしようものなら即漏水、雨漏りです。
日本に限らず、ロシアも三角球が天辺に鎮座していますね。
ロシアの場合は、雨期云々でなく見た目の様な気もしますが、
時代と国とその建築の発展を想像して建築を見るのは楽しいものです。

ティーカッププードルって、ロシア建築に合うと思いませんか。
ティーカッププードルと言うだけにティータイムが似合いますし
(ティーカッププードルのティーカップは、小ささの意味ですが)
ティーは、横文字だけに日本茶より紅茶ですし、
そうなると日本家屋より、他国で紅茶文化がある国になってきます。
まあ、なんでティーカッププードルについてこれだけ言及しているか、
自分でもわかりません(笑)
ただ、この前ペットショップで見て可愛さに「やられた」以外ないのかもしれませんが。
ちなみに我家は、みごとな日本家屋。
ティーカッププードルを諦めるには十分な理由です。
でしょ?

各国の特色を見たいなら建造物以上に明快なものはないと私は思っています。
例えば、日本の建築は直線的な形が多いですが、
ロシアは、円形な形を取り入れており、見ていて楽しい感じがあります。
最近では、アレクサンドル・レーミゾフ氏が設計したアーコロジーというものが、
THE・球な感じで近未来ながらロシアだなぁと感じます。
日本の家屋は、明治など舶来品が多くなってきて、
それでも和洋折衷のなかに日本の美学が感じられたのですが、
最近はハイテク建築ばかりがもてはやされ日本の文化は何処へやらで、悲しいです。
観葉植物レンタルが似合う部屋もいいですが、盆栽が似合う部屋が私は好きですね。