保険適用外の場合の対応策
保険適用を選択した場合の限界とは
真性包茎は感染症にかかりやすいなど衛生的な課題があるほか、そのままでは異性との性行為にも支障が及ぶおそれがあります。仮性であればこうした課題は克服できるケースはあるものの、真性包茎となればその困難姓を踏まえて健康保険の適用も認められる場合が多くものです。もっもと保険適用は通常、本来の医療費の3割相当を本人負担とする制度ですので、やみくもに治療が認められるわけではありません。たとえば保険適用が可能な術式は背面切開術や環状切除術といった種類となりますので、他の方法で真性包茎を治療した場合と異なる結果をもたらす可能性があります。これら保険適用の治療方法は、原則的に先端部を露出させればよいというあくまで機能的な要請にもとづくものですので、仕上がりの美しさなどの面で後から本人の不満が生じることもまれではありません。特に環状切除術は昔から真性包茎の治療にはごくありふれた術式として登場するものですが、手術の痕跡が目立つため、かえってコンプレックスを助長してしまうことがあります。
保険適用をしない場合の対策とは
真性包茎では保険適用による安価な手術が期待できるとはいっても、仕上がりに不満があっては本末転倒といえます。そこでこのような不満を解消するための対策に、あえて健康保険を適用することなく、自由診療形式での手術をする方法が挙げられます。自由診療というのは患者が任意のクリニックを受診し、料金もそのクリニックとの契約にもとづいて自由に決められるあり方をいいます。したがって同じ真性包茎の治療とはいっても、料金の標準がクリニックにより異なるところに特色があります。具体的には治療の内容や術式により料金が決まると考えるのが妥当であり、昔ながらの環状切除術のような術式に代えて、手術後の痕跡が目立たない亀頭直下埋没法のような、美観を重視した術式が選択できるのも大きなメリットといえます。一方で選択肢の幅広さや満足度の大きさにあわせて、保険適用の場合よりもやや高額な料金設定となっていることは、あらかじめ了承のもとでの治療となります。
まとめ
真性包茎の場合には保険適用による安価な料金での治療が受けられるケースがあります。しかし保険適用の場合には術式が限定されてしまうため、手術後の痕跡が残ってしまうなどの問題があることは確かです。この場合の対策には保険適用ではなく自由診療を選択することが挙げられます。自由診療はクリニックにより料金の基準が異なりますが、治療の内容に応じた料金設定と考えるのが妥当です。このため保険適用の場合よりもやや料金が高くなりがちではあるものの、手術後の美観も意識した柔軟な治療が受けられるメリットがあります。